Razerのモバイルゲーミングマウス「Orochi」について、数日間触ってみた印象を書き留めておきたいと思います。
Orochiは一応Bluetoothで無線使用が出来るようになっていますが、無線使用はあくまでモバイル用であり、ゲームをする上では色々と制限が多いので、今回は有線での使用感のみとします。
一番強い印象は「軽い」です。サイドボタン付きのRazerマウスでここまで軽いのはOrochiしかありません。サイドボタンは細く、慣れるまで押し分けは難しそうな感じ。圧が軽くても底がちょっと深いのが残念ですが、押しやすくはありますね。
クリックボタンについては、浅く非常に柔らかい印象。ボタンも反り返っていますし、小さいながらRazer独自のクリック感を踏襲しています。ホイールは若干固め。多分これは小ささが影響しているのでしょうか。
手のサイズがピッタリ合えば、ガッチリホールド出来るような形状をしています。「エイ」のように底に向かってエラが張っていますのでその形状と相性が良ければ、パッドで指を擦ったりすることも無くなりそうです。
ご覧のように手の大きい(中指の先から手首までの長さが22cmの)私には結構窮屈です。突発的な使用ならば良いものの、この状態で長時間使用すると変なところが疲れてしまいそうな気がします。
最後に、3G Laser SensorということでDynamicDPIScalingの効き具合をチェックしてみました。測定環境は以下になります。
| 環境 | Razer Orochi Firmware Version 1.06 Driver Version 1.02 |
|---|---|
| 設定値 | DPI 1000 PollingRate 1000Hz |
いつもどおりの測定ですが一応説明しておきますと、左側の図はポインタを赤の基準線にあわせ「低速で1cm右に動かした後高速で1cm左に戻した」時のポインタの軌跡。右は「マウスを固定して50回クリックした時のポインタのぶれ」です。一目瞭然ですがOrochiのファームウェアv1.06はDynamicDPI搭載ですね。それにしてはクリックがぶれているような気もしますが、これは測定時のマウスパッドが布でも柔らかい方の「ARTISAN KAI.g2 UT」だったからだと思います。
ということで、結局私には良い出会いとなりませんでした。しかし、このサイズがしっくり来る人にとっては十分に選択肢となり得るポテンシャルを秘めたマウスだと思います。つくづくDynamicDPIScalingについては残念ですが、このサイズ・軽さでこのボタン数を誇るマウスは貴重だと思います。ファームの改善を期待します。

