年末年始の連休用にRazerのStarcraft2コラボモデル3製品とBlackWidowUltimateを調達しましたので休み明けを目処にぼちぼちレビューしたいと思っています。BlackWidowは関係ありませんがまずはSC2のリハビリからやらなければなりませんね。とにかくこれらの製品について特に見て欲しいこと等ありましたら今のうちにご連絡ください。
この記事はBlackWidowUltimateで書いていますが、なかなか印象は良いですよ。
プラスチックマウスパッドDestructorの後継にあたる「Razer Scarab」がリリースされるようです。裏面のラバー加工やキャリーケースがついていることはDestructorと同じですね。色が白っぽく、長方形でサイズは350mm x 250mmとRazerにしては広め。FRACTAL2.0という表面加工が目玉の製品の様です。こればっかりは実際に目でみて触ってみないとなんとも言えませんが、現行のDestructorの相性を考えると間違いなく3.5Gレーザー、赤外線ともにベストなマウスパッドとなりそうです。価格も据え置きの$39.99。マウスパッドとしては高めですが、これだけのプラスチック量ですから仕方ないでしょう。USでは1月1日から発売開始です。
個人的にも非常に気になる製品です。実際にDestructorとMambaを組み合わせて使用した時は、DynamicDPIScaling非搭載のファームでもブレの問題もほぼ無くなりましたからね。私は過去何度も布系マウスパッドからの脱却を図っていますが、センサーの問題以前に”硬い表面”が馴染まずにあきらめています。ということで現在は布で最も硬いであろうKai.g3 Hienのハードタイプで折り合いをつけている状態ですが、それでもブレの問題は無くなりません。
ということで、MambaやImperator、Nagaに最適なパッドを無条件に選ぶのであればScarabと言える位の完成度になることだと思います。発売が楽しみですね。
RazerのミドルレンジヘッドセットであるCarchariasを約1ヶ月間使用しましたのでレビューを残しておきたいと思います。個人的にヘッドセットのレビューというのは初めてでして、音楽的な知識は素人ですので、性能的なレビューというよりか、個人的な使用感を元にしたレビューということでご容赦ください。
レビューの主旨としては単純に現在まで使用してきたSennheizerのPC161に勝てるかどうかになります。PC161は装着感とぼんやりしている音質以外は弱点のないヘッドセットです。総合的に見てCarchariasがPC161に成り代われるかどうかという所を中心に見ていきたいと思います。
LEDが付いていないので発光はしませんが、十分にRazerっぽい感じを醸し出しています。
マイクの可動域、イヤーパッドの可動域ともに問題なし。イヤーパッドはかなり伸ばすことが出来ますのでかなり頭の大きい人でも大丈夫でしょう。装着感もバッチリで頂点部にもRazerの刻印。こういう所が粋ですね。
マイクブームは結構わがままな作りをしています。完全に口元に持ってくることは不可能でポップガードも特に付属していません。どうしてもポップガードをつけたい場合はスポンジなどで自作するしかなさそうですね。
作りは値段の割に安っぽい印象。特にイヤーパッドの調整部分は左右とも保持力が弱く、段階的な調整も出来ないので、装着の際に毎回調整することになります。
あまり詳しく書けるような知識は持ちあわせていませんが、音楽鑑賞用のATH-AD500と遜色ない音質をしています。若干HiLowが強めの所謂ドンシャリ系の音質です。音圧も少なく長時間使用していても疲れにくいヘッドフォンだと思います。もちろんPC161と比較するならば、比較にならないほど高音質です。分かりやすく言うならばPC161で聞こえない音も聞こえます。
マイクはたしかに高品質で、非常にクリアな入力が可能になっていますが…それが悪影響してか開放型のイヤーパッドからの音漏れをそのまま拾ってしまいます。そのままではゲームでの使用なんてとても出来ないわけです。これについては非常に試行錯誤しました。試用期間中は、ほぼこの問題の調整に費やしたと言っても過言ではないくらいです。
PCのサウンドカードのMic-Inにつないでいるだけでも、調整出来るレベルは沢山ありますよね。Mumble等のアプリケーションでの調整、Windowsでの調整。そして私の場合、もう少し詳細な調整が可能なようにマイクは別ソースを経由して2段階で入力しています。別ソースと言っても特別なわけでなく、PCに付けているもう1つのオーディオインターフェースUA-4FXです。これを挟むことでPC入力前段階で簡単な音の加工もできるし、ノイズフィルタリングや音量調整も可能になります。
入力値をそのままリスニングしながら色々と調整してみましたが、結局こいつをもってしても最適な設定を見つけ出すことはできませんでした。妥協点は見つけることが出来ましたが、ハンズフリーで使う上では音漏れが少なからず入力されてしまいます。音漏れの入力レベルが自身の小声の入力レベルを優に越えている時点で破綻していますよね。マイクをできるだけ口元にし、ある程度大きな声でしゃべるのを前提にして、Mumble等の認識閾値を結構上げてやれば使えないことはありませんが、何気なく発した声の初めの部分が入力出来ていなかったり、それでいてボイスチャット越しに友人が発した奇声は入ってしまうというなんともストレスの貯まるボイスチャットしかできませんでした。もう少し煮詰めれば最適な設定を見つけ出すことができるかもしれません。まぁでもこれだけ繊細だと、気軽に使うということは到底出来ませんよね。
ということで総評です。ちょっと安っぽいですが、ヘッドフォンの性能、装着感は共に全く問題がなく、出来れば積極的に使いたいと思うくらいの出来です。しかし、私の使用環境下ではどうしてもマイクが足を引っ張り、ゲームで使うということを考えると、PC161を選択してしまいます。Razer日本代理店のMSYさんの話では、マイクについては利用者によって全く気にならなかったり、全然使えなかったりと2極化しているそうです。ですから、現状は利用者の使用感を元に対応なさっているようですが、もしかしたら音漏れ云々の問題は製品個体差に起因するものかもしれません。巷のレビューを調べてみてもたしかに感想も2極化しています。私の場合は「使えない」という判断を下しましたが、マイクがまともに使えたら(音漏れが多少なりとも軽減されれば)間違いなく優秀なヘッドセットですので、機会があれば別の個体で試してみたいなぁと思っています。
Elite hard gaming mouse matということで金属製の「Ironclad」というマウスパッドが発表されました。RazerStoreではもう既に買うことが出来るようです。丁度リストバンドプレゼントのキャンペーンも行われていますので買い時ではありますね。
先日も書いていますが、Razerとしては「敏感なセンサーに対しては硬いマウスパッドで対応してね」というところでしょうか。当然ぶれずにトラッキングも問題ないパッドであることが予想できます。
サンドブラスト加工ということは、表面が粗く、速いパッドになってそうな予感。個人的には表面がハードで目が荒いと速すぎてしまうのでもう少しマイルドなパッドが欲しいところです。
価格は$59.99、現在の円高具合だと約5000円。しばらく悩む必要があるようですね。
今まで各レビューやインプレッションでこの件については触れてきました。どういう訳か今家にMambaが2台ありますので、この機会を利用してDynamicDPIScalingアルゴリズム(以下DPIスケーリング)搭載ファームウェア(v1.13)と非搭載ファームウェア(v1.06)を比較し、私なりの見解をまとめたいと思います。
前置きも含め説明等はその都度書いてきましたが、この記事だけで完結できるようにしておく為に改めて説明します。
Razerの商品紹介ページで「3.5G Laser Sensor」や「3G Laser Sensor」という記述がある場合は注意が必要です。これらのセンサーは解像度が高いのが特徴となっていますが、繊細すぎるあまり接地面の微妙な変化にも反応してしまうという欠点があります。要するにクリックしただけでカーソルが動いたり、PCデスクに触れただけでカーソルが動いたりする訳です。この欠点を補う為、各マウスのファームウェアに、ある一定のバージョンからDPIスケーリングという仕掛けが搭載されています。
DPIスケーリング搭載している場合、クリックしただけでカーソルが動く「クリックぶれ」という現象は極端に減ります。アルゴリズムの内容についてはあくまで予想でしかありませんが、マウスの移動速度が0もしくは0に近い場合、センサーから上がってくる微量の移動情報はマスク(無視)しておいて、移動情報がある程度連続したり、多かったりという風にトリガーをかけてあげないとマスクが外れない。といったような仕組みだと考えられます。こういう風に移動情報をコントロールしている場合、突発的な微動はマスクされ確実に減りますが、低速度域で情報の欠落が発生しますので、速度によってカーソルの移動量が変わるといった事態を引き起こします。要するに、マウスに加速がかかっている状態と似ている訳です。普段OS側の加速を切ってプレイしているプレイヤーには致命的な問題となり得ますね。
それではどの程度変わるのかを図とデータで示します。
左側は、まず赤の基準線にカーソルが合うようにマウスを設置し、マウスをゆっくり右に1cm移動。その後速めに1cm左に移動し物理的に同じ位置に戻したときのカーソル移動の差異です。目安として右に動かす場合は3秒、左に戻す場合は1秒ほどの移動速度です。
右側は、マウスを固定し1pxの鉛筆で50回クリックした時のカーソルのぶれです。そのままでは見えにくいので縦横を4倍に拡大してあります。この拡散面積を参考に1クリックあたりの拡散率を計算しています。(pxには小数単位はありませんのであくまで感覚的な数値です)
1.13(DPIスケーリング搭載ファーム)では往復で約倍ほどの移動差があります。これこそ移動情報が無視されていることの証明です。5px分拡散していますので拡散率は0.1px/クリックです。
こちらでは移動量が無視された形跡は見られません。往路、復路共に同じ移動量で同じ位置に戻っています。しかし、クリックでは18px分拡散していますので拡散率は0.36px/クリックです。DPIスケーリング搭載ファームに比べ3.6倍もクリックがぶれるという結果が得られました。
今回検証に使用したパッドは、布製でも特に表面の柔らかいARTISAN Kai.g2 UTを使用しました。ですから拡散率0.36pxという値は概ねの最大値だと思われます。当然ながら布でなくプラスチックやガラスであれば拡散率は激減します。
以前にも書きましたが、実際にゲームで検証しようにもデータ的なものは何も得られませんので、表現するのは難しい。だからと言って差を感じない訳では決してありません。私の場合はFPSよりも、細かな操作を必要とするRTSでその違和感を感じやすいです。妙に引っかかる感じといいますか、細かく動かしているとカーソルが付いてこなかったり、派手に動かすと動きすぎてしまったり、とにかくそんな感覚があります。逆にFPSではある程度のスピードで動かし続けていますから影響が少ないように思います。置きエイムなんてやる機会があまりありませんから。
これだけでは私の感想止まりですので、良い方法を探している中で「shoot」という簡易ゲームを思い出しました。FPSのエイムではなく、RTSの操作性に近いようなマウスの動かし方をしますので、DPIスケーリングが実際に操作に及ぼす影響を測るには最適ですね。
このゲームを交互に4回ずつやって双方の成績の上下をカットした2番、3番目の記録を紹介します。
左からDPIスケーリング非搭載2位、3位、DPIスケーリング搭載2位、3位の記録です。スコア的にはそれほど変わりありません。しかし、円内のクリックした箇所を見てみると、DPIスケーリング非搭載の方がより中心に集中しており、DPIスケーリング搭載の方がより拡散していることが分かります。慣れの問題もありますが、私が感じている違和感が結果にも現れていますね。
以前の検証でDPIスケーリング搭載と非搭載によってマウスパッドとの相性が変わると考えられる結果がありました。ついでにその検証もしておきましたので結果を紹介しておきます。
原因となったのは上記のリンクにおけるExperience I-2との相性結果で、DPIスケーリング搭載のマウス(Naga、Imperator)だけが普通に使えたというものです。その時はマウスの違いというものがありましたが、今回は全く同じマウスで、ファームウェアのバージョンだけが違う状態で比較してみました。
左がDPIスケーリング搭載(v1.13)、右がDPIスケーリング非搭載(v1.06)の結果です。同じマウスパッド(Experience I-2 pink)でペイントにて斜線を引いています。これは非常に面白い結果です。左でも若干のカーソル飛びが見られますが、明らかにトラッキングが改善しています。どのような所作でこうなっているのかわかりませんが、DPIスケーリング搭載のファームウェアにおいてはマウスパッドとの相性改善もあり得るということです。またその逆も大いに考えられます。ちなみに、リフトオフディスタンスに差はありませんでした。
当然、各マウスのファームウェアによってDPIスケーリングを搭載しているか否かが決まります。私自身が把握している状況をここでまとめておきます。
以下は現在「3.5G Laser Sensor」もしくは「3G Laser Sensor」を搭載しているマウスの一覧です。
公式のサポートページでは既に配布が終了しているファームウェアが多く、実質的に現在選択できるものはありません。Mambaで1.06以前のUpdaterを持っている人のみ選択可能です。
公式の配布体制や最近の製品のラインナップを見てわかるように、Razerとしては今後もこのセンサーでこのアルゴリズムがデフォルトとして設計していきたいようです。一応日本の代理店であるMSYさんには、私を含め「アルゴリズムを選択式にしてほしい」という要望は多数届いており、本国に掛け合っている状況ではあるようですので、今後そういう展開になることも可能性としてはあります。では、ユーザーとしてはどうするのが良いのか。頑なに拒むのか、それとも慣れるのか。現状では両方の特徴を把握しつつ上手く付き合っていくしか無さそうです。
と書きつつも、実質的に選べないので慣れるしか無いようです。私のようにやっぱり気持ち悪いので選択式への可能性に期待しつつ、非搭載を使い続けている人も多いとは思います。再配布等どうなっているのか見ていませんので、このページで以前のバージョンのファームウェアを配布することは避けます。一応、サポートページからのリンクは消失していますが、今でも直リンクは生きていますので、サーバー上にはファイルとして残っているようです。