4日目はピンクの線で表しています。3日目のバンテアイ・スレイより少し先まで移動です。

クバール・スピアン
クバール・スピアンは山の上の水中遺跡が有名なところです。地図上でも分かりますが、車で片道だいたい1時間半かかります。朝7時半にバスに乗り、9時前に現地に着きました。着いてからも約40分かけて1500mの山登りです。


普通の登山道よりやや岩がゴツゴツしていて険しい道をひたすら登ります。どうやら、最初の観光客には現地のわんこが3匹着いて来るようで、道中羨ましいくらい軽快に登っていました。日本で見かけるペットの犬と違い、太っておらず、たくましい体をしています。旅行中、カンボジアでは写真のような犬種を多く見かけました。基本的には雑種のようで、カンボジアでは番犬として飼っている人が多いようです。





頂上部ではこのように至る所に彫刻が施されています。滝のところで小休憩し、また40分かけて下ります。体調が優れなかったこともありなかなかにしんどかったですね。
ロリュオス遺跡群
ロリュオス遺跡は、アンコール地方に王都が移る前の王都であり、9世紀に作られた古い遺跡です。その中でロレイ、プリア・コー、バコンという遺跡に行きました。



既に1000年以上経っていますのでさすがに朽ちていて、所々修復が目立ちますが、現在まで残っているというのは凄いですね。真ん中はリンガです。写真のとおり先の水中遺跡にも千本リンガなどありました。形をみて分かるかもしれませんが、リンガというのは男性器を意味し、神の象徴として崇められています。対して四角いものをヨーニと呼び、こちらは女性器の象徴です。これらの組み合わせは性交を示しており、シヴァ神が性交して出来たのが私たちの住むこの世界である、という教えを表しているのだそうです。当時はリンガの周りに水路を整備し、リンガから湧き出る水を聖水として扱っていたようです。



ここでもこのように柱に文字が彫ってあります。綺麗に書けるものですね。

水牛は神の乗り物であり、建物の方を向いて神を待っているんだとか。



バコン遺跡はスモールアンコールワットといった感じ、少し高台になっており、眺めが良いです。今回のツアーで最後の遺跡になりました。最後に現地の牛の写真。牛もガリガリです。
その他



この日の昼は普通の飲茶です。遺跡を見て回った後、午後6時のチェックアウトまで時間があったのでホテルのロビーでアフタヌーンティーを頂きながら過ごしました。
総括
さて、5日目は帰るだけですのでこの記事にて総括します。まず、良かった点、悪かった点を挙げてみたいと思います。
Good
- 日本語ガイドに大当たり
- ツアー同行者が良い人たちだった
- ホテルがすごく良かった
- クメール料理が(私の)口に合った
- 遺跡のスケール、存在感が凄かった
- カンボジアについて少し学べた
- 英語がそれなりに通じた
Bad
- ハノイ暇すぎ
- 少しお腹を下した
- 暑い、特に湿度が高い
- しつこい販売
- 予備知識なしで参加したこと
整理するとこのような感じでしょうか。今回の旅をすごく楽しく過ごせたのは1にも2にも優秀な日本語ガイド、コンさんのおかげだと思います。本当に日本語がお上手で最後はかなり別れ惜しかったです。待ち合わせ時間にはキチッと来ているし、携行品の確認、所々での解説・諸注意も完璧。おまけに航空券の再確認までして頂き、本当にお世話になりました。向こうからすればあくまで仕事だったのでしょうが、別れ際にメールアドレスも聞けましたし、是非次は友達としてお会いしたいものです。
また、今回ツアーで同行することとなった方々もちょうど我々の親の年齢くらいのご夫婦で、娘や息子に話すように接して頂き、最後には見送りまでして頂いて本当に楽しかったです。還暦をこえても山の中で奥様に水をかけたり、木を揺らしたりしてチョッカイを出すその無邪気な姿は是非見習いたいと思います。
逆に一番悔しかったのはあまり勉強せずに旅行に臨んだことですね。丁寧な解説を受けてもそもそも理解が足りず、帰ってきてこうやって振り返ることで、やっと理解するような状態になってしまったので、ガイドさんに少し申し訳なく思います。
私が一番印象深かったのは遺跡よりも何よりも、ガイドのコンさんの真摯な姿勢です。宗教的、歴史的な先人の教えに対する尊敬と理解だったり、カンボジアを愛するナショナリズムだったり、学びに対する貪欲さであったり、悔しいくらいに誇らしく色々語って頂きました。さて、自分はどうかなと見たとき、そんなの私には少ししか無くてとても太刀打ち出来ません。サービス大国日本にビタビタに浸かって、ぬるくやってるんだなぁと改めて感じました。少なからず自分を見つめ直すきっかけを与えてくれたコンさんに、改めて感謝しながらこの旅行記を綴じたいと思います。
楽しかったのでまた行きたいですね。