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CMStorm Spawn レビュー

2012 年 7 月 1 日 15:00 3 コメント 25,609 views

先日開封動画を投稿したSpawnのレビューを公開します。

使用環境

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形状考察

外形

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ユニークな外形ですので、持ちにくそうなイメージを持っていました。実際にホールドしてみると意外とカチッっと手にはまる感覚があり、研究されている印象を持ちました。特に薬指をひっかけるエッジの部分にこだわりが見えます。

グリップ

今まで私が触ってきたマウスの中でもトップレベルにグリップの良いマウスです。開封動画中でも触れていましたが、クリックボタンと本体を分ける部分以外は全てマット加工が施されており、サイドにはプラスしてモールドも掘られており、抜群の安定性も持っています。

持ち方

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私は手が大きいのでかぶせ持ち(写真左)をしてしまう指がはみ出てしまいます。つまみ持ち(写真右)は無理ではありませんが、形状的な良さを消してしまいます。

クリックボタン・ホイール

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最近では珍しいセパレート型(マウス本体とクリックボタンが別れている形)であり、Razerのマウスのように指受けの部分が若干反り返っています。ボタンの遊びも少なめで非常に安定して素早いクリックが可能です。

ホイールの表面もマット加工で滑りにくく、ノッチの引き込みもヌルヌルということは無く程よいバランスです。

手が大きいとクリックボタンとホールの移動が真横ではなく右斜め後ろになります。これが私には残念な点であり、人差し指を結構曲げないとホイールが触れませんので窮屈です。

サイドボタン・追加ボタン

サイドボタンは小さいのですが、浅く抵抗の弱い特性のため快適に押すことができます。対照的に、ホイール下部についている追加ボタンは、浅く抵抗の強い特性のため即応性はありません。

ケーブル・ソール

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ビニール巻きのケーブルは結構太くケーブルハンガー類を使用する際には注意が必要です。ソールの形状は上下と無駄の無い配置。メジャーなマウスでは無いため交換用のソールが気軽に購入できないのはマイナスですね。

性能考察

直線補正

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設定に「Angle Snapping」と言う項目がありまして、どうやらそれが直線補正の有無のようです。Offでも若干効いている印象があります。ONだとゴリゴリ補正されます。

パッド相性

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意外だったのはレーザーより厳しい結果になってしまったことです。Spawnは発売されてからリフトオフディスタンスの長さが問題視され、しばらくして対策を施したファームウェアがリリースされました。たしかに、全体的にリフトオフディスタンスが短くなっていますが、チューンが極端すぎやしないかというのが印象です。

HAYATEのみ「優」という判断になっていますが、このパッドにおいても、高速動作時に力んでしまって水平より上方向に力を加えてしまうと、とたんに読み取り不良が発生してしまいましたので、測定は体重を乗せる感じで、若干下方向に力を入れながら行っています。

センサーの読み取り面が遠そうなパッドは全てNGです。ガラスやシリコンにおいては反応さえしませんでした。

ScarabやQck、HIENで見られたネガティブアクセルについては、DPIが低いと低減できるという情報も見ます。400あたりに設定してみればまた違った結果が得られるかもしれませんが、少なくとも800では表のような結果になりました。個人的にはDPI云々よりも、リフトオフディスタンスによる調整が癌のような気がします。

DPIスケーリングチェック

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確認目的で速度とDPIの相関を測定しました。このマウスにはそのような処理は入っていないため当然水平線となります。若干の測定誤差がありますが、確認としては十分ですね。

設定面考察

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特に可も無く不可も無いコンフィグレーター。若干分かり辛いというくらいでしょうか。ポーリングレートは500の設定。実測値の方も安定していました。

総括

さて、総括します。まずは利欠点の整理から。

GOOD

  • 屈指のグリップ性能
  • 安定し素早い対応が可能なクリックボタン
  • 本体重量が軽い

BAD

  • 高速動作時の不安定さ(極端に短いリフトオフディスタンス)
  • 手が大きいと窮屈(ホールドでは無くホイールボタンの押しにくさに起因)
  • パッドを選ぶ

第一印象が非常に良かったので期待していたのですが、使ってみると細かいところでボロが出てきて、最終的にはプラスマイナス0、もしくは若干マイナスの印象に落ち着きました。特にセンサー周りは安定しているとはとても言えません。実際、パッドにScarabを使用して、Diablo3をプレイしている時にはさほど気になりませんでしたが、試験的にFPSをプレイしてみたところ、カーソルが全然ついてきませんでした。あれれ..という感じ。測ってみると納得です。

光学式のマウスとしては安くない価格ですので、結構な利点が無ければオススメできないのですが、この価格帯で「グリップ性能」だけでは正直ちょっと物足りないですね。

CMStormというブランドもラインナップが充実してきましたので、今後の製品に期待しております。

追記:Firmware v61

フォーラムにて新たなファームウェアの投稿があるとの情報を頂き、早速チェックしてみたところ、改善内容がクリティカルなものでしたので、パッド相性の再測定を行いました。

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上がv61、下が従来のv32の(先述のものと同じ)結果になります。カーソルスキップについては省略しています。

特にコメントをする必要も無く、はっきりと改善が見えます。やはり考察通りにリフトオフディスタンスの調整が厳しすぎたようです。要素平均が1.4から倍以上の3.143に増えています。それに伴ってネガティブアクセルの発生しやすかったパッドは良好な結果に、反応さえしなかったガラスとシリコンは相性バッチリなバランスになりました。

結果として、若干のネガティブな特性を持ちつつも、私の測定速度では殆どのパッドにおいて問題無いところまで改善しています。リフトオフディスタンスが長めなのは否めませんが、相性が悪いよりは使えた方が良いでしょう。相変わらず金属との相性は悪いようです。

さて、以上を踏まえ、改めて利点欠点を整理しておきます。

GOOD

  • 屈指のグリップ性能
  • 安定し素早い対応が可能なクリックボタン
  • 本体重量が軽い

BAD

  • リフトオフディスタンスが長い
  • 手が大きいと窮屈(ホールドでは無くホイールボタンの押しにくさに起因)
    不安定要素は無くなりました。変わってリフトオフディスタンスが長いという欠点が加わりましたが、パッドによっては気にするほどでもない距離だと思います。全体的に若干ネガティブ気味な値が出ていますので、もっと速いのスピードで振った場合の動作に不安はありますが、この性能であれば全然有りという印象です。こうなるとグリップ性能の良さが光ります。手の小さい方にとっては十分あり得る選択肢だと思います。

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