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Razer Ironclad レビュー

2011 年 2 月 26 日 17:30 12 コメント 67,967 views

Razerの金属マウスパッド「Ironclad」。先日丁度日本でも発売されたばかりです。購入から約2週間使用しましたのでレビューを書いておきたいと思います。

使用マウス Mamba
DeathAdder
DeathAdder BlackEdition
使用期間 2週間

フィーリング

開封動画でI-2に近いという表現をしましたが、後日改めてI-2と比較してみると、I-2よりもより滑らかなのがIroncladだということが分かりました。I-2の表面特性は布とプラスチックの中間にあたると思います。表面のマイルドさというところで話をすると、Ironcladは丁度布とI-2の中間にある、要するに「布系>Ironclad>I-2>プラスチック系」という感じに整理できますね。

私は金属製もガラス製もそれぞれIroncladとI-2しか使用したことがありませんので、その印象から、パッドを素材ごとの特性で整理するならば、大まかには以下のような感じになります。

マイルド <- 布系 – シリコン系 – 金属系 – ガラス系 – プラスチック系 –> シャープ

当然、表面加工や中間層により大きく印象は変わりますのであくまで目安でしかありません。

さて、Ironcladを一言で表現するならば「滑らかなパッド」と言うのが相応しいような気がします。単純に”滑らかな”と言っても伝わり辛いかとは思いますが、見た目以上に滑らかな印象である為、敢えて強調したいという気持ちからです。

金属ですので冬場は特に冷たく、冷え性には辛いパッドになっています。摩擦特性の話をすると、動き出しに若干癖あり。特にかぶせ持ち等でマウスに手のひらを乗せて使用する人は顕著です。これはハードマットには共通して言えることですが、重さを分散出来ない分そのパワーが摩擦に乗っかってきますので、布に比べてかなり重い印象になります。動き出してしまえば素直なパッドであり、安定性は抜群でしょう。その分ストッピングも素直ですので、止まりやすいということはありません。ハードマットの特性をそのまま踏襲している感じですが、そのなかでもよりマイルドであって滑らかなのがIroncladです。

トラッキング

記事の冒頭で書いているマウスにてトラッキング調査を行いました。

lines

触った感じ特にカーソル飛びや不良はなさそうです。

次にCounterStrike:Sourceにてネガティブアクセルの検証を行いました。

マウス名 センサー 設定値(Poll/DPI) 結果
Mamba 3.5G Laser 500Hz/1000 問題なし(誤差程度)
DeathAdder BlackEdition 3.5G Infrared 500Hz/3500×0.275 問題なし(誤差程度)
DeathAdder 3G Infrared 500Hz/1800×0.55 ネガティブアクセル発生

※左側を固定点に置いたマウスで、壁に銃弾を撃ちこみその位置から素早く右に動かした後ゆっくり固定点まで戻して測定

単純に3G Infraredでは使用できません。面白い結果ですね。

リフトオフディスタンス

マウス名 センサー 設定値(Poll/DPI) 結果
Mamba 3.5G Laser 500Hz/1000 1円玉1枚で無反応
DeathAdder BlackEdition 3.5G Infrared 500Hz/3500×0.275 1円玉2枚で無反応
DeathAdder 3G Infrared 500Hz/1800×0.55 1円玉1枚で無反応

使用している間は長い印象を持っていましたが、測定してみるとそうでもなかったので驚きました。

形状・耐久性

Ironcladは実は長方形ではありません。若干ではありますが上底の方が少し短く、台形のような形になっています。実寸でいうと上底450mmに対し下底は500mmです。

広さは極端なローセンシティビティで無い限り十分でしょう。自重がかなりあり裏面のグリップもしっかりしていますので使用中にズレることはまずありません。

表面がそのままであるI-2と比較すると、表面加工のあるIroncladは耐久性の面で若干劣りますが、自分で削ったりしない限りは剥げることは無いように思います。

SNC00166SNC00167

プレイ頻度にもよりますが、ソールの消耗は激しいのでマメな交換が必要になるでしょう。参考までに2週間使用したMambaのソールの写真を公開しておきます。

メンテナンス性

当然水分やホコリはパッドに入り込まず、ダイレクトにセンサーの精度に影響しますので表面をマメに拭き取る必要があります。面倒にも思えますが、それだけやっていれば新品とほぼ同じ状態を維持出来ますので、その辺りはガラス製や金属製のマウスパッドの強みですね。

総括

なかなか面白いパッドで、これまであまり無かったタイプですから、ソフト系の人もハード系の人も受け入れるにはそれなりに時間がかかると思います。性能的にも価格的にも気軽にパッと変えられるようなパッドではありません。ガラスと同じで、慣れれば一生ものとなり得るような耐久性を持っていますが、慣れるまでが大変です。

マウスパッド選びで大切なのは印象であり、気に入ってこそ、その後に自分をパッドにFIXする期間が必要になります。その点Ironcladはその期間が他のパッドより長く必要だと思います。良い性能ですがそれだけ乗りこなすのが難しいパッドです。

地方では難しいですが、まずはショップで触ってみることをおすすめします。そして本当に気に入ったのであれば、”挑戦する”くらいのモチベーションで購入した方が良いでしょう。ただ単に気になる、カッコイイからという軽い感覚で購入すると多分乗りこなせません。決して悲観的な意見ではなくて、特にたくさんのパッドを経験している人にとってはより難しい印象を受けると思います。自分が慣れるまでの期間が長いということはそれだけマイナスの面が多くなりますが、乗りこなせれば多分、自身のマウスパッド探求の旅は終焉を迎えます。何よりもクールですし、それだけのモチベーションがある方には是非おすすめしたいパッドです。

2011年6月9日 追記

塗装剥げの問い合わせが非常に多かったので、私の方でも個別にRazer日本代理店であるMSY様に問い合わせを行いましたところ、正式に以下の回答を頂けましたので紹介させて頂きます。

MSY様からの回答
塗装ハゲを含む、保証期間内の自損以外の損傷・故障については全て保証範囲内であるので、まずは弊社サポートまでご連絡ください。

保証期間:購入日より90日
メールアドレス:game-support@msygroup.com
電話番号:03-3304-8311

ということで、塗装ハゲは一部のロットが抱えている問題のようですので、Ironcladを使用していてその現象が現れたならばまずはMSY様のサポートまで連絡をしてみましょう。

Amazon

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