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リアルフォーサー

2011 年 2 月 8 日 20:00 コメントを投稿する 4,669 views

リアルフォースユーザーはRealforceにerをつけて、リアルフォーサー(笑)とでも言うんでしょうか。青軸のマジェスタッチを購入したのが2007年10月頃ですから、それより1年くらい前に黒軸と茶軸を揃えたとすると、もう4年近くはマジェスタッチシリーズを愛用してきたことになりますかね。当時の私はリアルフォースやらマジェスタッチ、その他色々なキーボードを打ち比べながら、キーボード関連の知識を集めつつ、結果としてチェリー軸のメカニカル式キーボードが気に入り、マジェスタッチを選択したことを覚えています。当時は「ゲーミングデバイス」というとマウス、マウスパッドを指し、”ゲーマー向け”という謳い文句のキーボードなんて無かった気がしますね。

昔の話はこれくらいにしておいて、よくチェリー軸の考察やレビューを書いている私が何故今回いきなりリアルフォースに変えたかというと、これはただ単純にテンキーレスが欲しかったからということだけです。「だったらマジェスタッチにもテンキーレスがあるじゃない」という疑問が浮かぶと思いますが、たしかにその通りで、テンキーレス化するだけであれば、マジェスタッチテンキーレスでもいいんですが、ここはデバイス好きが講じて、せっかく買うなら持っていないものを買おうということで、兼ねてより定評のあるリアルフォースに手を出してみることにしました。当然、リアルフォースがどのような特性で、どのようなキータッチなのかは、敢えて触らずとも分かっていますので、満を持してという感じでしょうか。ブログでも何度か書いているように、実は私はリアルフォースの独特の軽さがあまり好きでは無かったのですが、ブラインドタッチを習得し、タイピングの精度もスピードも当時とは格段にアップしている今ならリアルフォースを使えこなせるのではないか、という思いもあります。

私は普段プログラムも書きますので、基本的な英数字以外のキーも沢山使います。特に上下左右の矢印キーとInsert、Delete、Home、Endは押す頻度も高いです。キー配列的には大抵が同じように並んでいますが、ホームポジションからの物理的な距離でいうとキーボード毎に若干の差があるんですよね。下を全く見ないで操作する上で、この距離が最も重要で、キーボードを変えたとなるとそれ相応の慣れが必要になります。

ちょっと話は変わりますが、コーディングにはアスキー配列が最も効率が良いと言われています。プログラム中で使う記号がShift無しにダイレクトで押せたりするのでたしかに効率は良くなりますが、最近はソースコードのコメントも日本語が多くなっていますし、当然書類なんかも日本語で書くことが大半です。その辺のところをバランスすると、私の場合無理にアスキー配列に矯正するよりか、そのままJIS配列でいこうという結論が出たわけです。

リアルフォースのラインナップから選択する

リアルフォースといっても、用途によって種類が結構用意されています。しかし、変わる要素としてはそれほど無いので、今更ではありますがここで整理しておきましょう。

  1. キー配列 — アスキー配列かJIS配列か
  2. テンキーの有無 — フルキーかテンキーレスか
  3. 色 — 黒、白、黄色等
  4. インターフェース — PS/2かUSBか
  5. 荷重 — 変荷重か固定荷重か
  6. Windowsキー、アプリケーションキー — それらのキーを実装しているか、いないか
  7. 静音性 — 静音対策品か

特殊機能としてスイッチによる切り替え機能を搭載しているものもありますが、基本的にこんなところでしょう。要は購入を悩む場合、それぞれの項目について決めていけば良いということです。

さて、今回の私の場合、すぐに決まるものは1,2,4,6,7です。1,2のキー配列はJIS配列でテンキーレス。4のインターフェースは同時押しの関係上PS/2の方が有利ですが、最近のマザーボードはPS/2が実装されていないものも出てきていますのでUSBとしました。6については「ゲーム中に誤爆するのでWindowsキーは無い方が良い」という意見もありますが、私は誤爆なんて稀だし、それより何より「ファイル名を指定して実行」だの「デスクトップ表示」だの、Windowsキー同時押しでのショートカットを結構使いますので無いと困りますね。7については、新製品で静音性を重視したものが出てはいますが、ノイズについては底まで気にしていないのでどちらでも構いません。

色は他の要素が決まると自然と決まりかねないので置いておいて、最期まで悩んだのはやはり荷重の問題。普通のリアルフォースは小指の部分だけ30gと軽く、一般的なキーは45g、押下頻度が低く重要なキーは55gとなっています。それ以外にOEM製品になりますが、固定荷重で全てのキーが30gのもの、45gのもの、55gのものが存在します。一般的にゲーム向けには固定荷重と言いますが、実際に打ってみて”変荷重のもの方が素早くタイピングしやすい”ことから変荷重としました。これについては本当に好みの問題で、どちらを重視するかで選択すると良いと思います。特に移動系の操作がASDWとなっているゲームでは「a」のキーだけ非常に軽い状態になりますので、多少なりともやり辛いことは確かです。

ということで、残る要素は色だけですが、これまでの条件を含めて考えると、白の91Uか黒の91UBKとなります。白はレトロ素敵かつ、昇華刻印、表面が梨地という利点があり、黒はシンプルでゴールドのレーザー刻印、かな無しといった感じでしょうか。最初から自宅用と会社用と2枚買うつもりでしたので、ここは両方共買っておくかという結論に至りました。

それぞれの印象は

既に2枚とも到着し、使い始めてますのでインプレッションを書いておきたいと思います。

SNC00145SNC00142

外観的には特に言うこともありませんが、どちらも良さがありますね。左上の「REALFORCE」タグは最近のものは統一されているようです。外寸は全く同じですので、この間隔に早いところ慣れなければなりません。

SNC00144SNC00143

それぞれのキーアップ写真です。白はザラザラ、黒はマットです。キートップの出来は昇華印刷と表面処理のせいか、白の方が高級感があるように感じます。個人的には白のほうが好みで、指を滑らせてタイピングすることができますので、余計な抵抗がありませんし、白のほうが荷重が若干軽めな印象を受けます。スペック上は当然同じ変荷重ですが、素材の差によるものかもしれません(単にラバーとバネの個体差の可能性もあります)。ちなみに、タイピングノイズも黒のほうが大きいですね。この辺については、BlackWidowの時の様にタイピングの様子を動画にしてアップロードしたいと思います。

配色と仮名印字さえクリアすれば、それ以外の面で黒に劣る点は無いように思いますので、どちらがオススメか、と聞かれれば当然白をオススメしておきます。といっても91Uは2010年の9月頃で生産が中止したようで、残るは流通在庫のみだと思いますので、欲しい人、気に入っている人は早めに確保しておいたほうが良いかもしれません。私の場合、メインマシンのレイアウト関係上、91Uの配色では浮いてしまいますので仕方なく黒を使っているという感じですかね。とうぜん黒もその他のキーボードと比べれば遥かに高い品質ですから安心です。

image タイピングについて、色々とトライアルをやってみましたが、やはり慣れの問題でタイムが+0~10%増しになります。リアルフォースもチェリー軸と同じく可動域は4mmですが、認識点は結構浅いところにあるようです(左図参照:リアルフォース特徴ページから引用)。調べてみたところ1.5~2mmに境界があるようで、この境界スレスレで引き返す打ち方(所謂黒軸での底打ちしない方法のようなもの)をマスターすれば、イニシャルの荷重が軽いだけにぐんと速くなるような気がします。

結局のところまだ慣れてもいないので、チェリー軸と比べてどうかなどと言えるはずもなく、本格的な比較はまた次の機会ということにしたいと思います。

それなりに高いこともあり、1番の耐久性を誇るキーボードですから、10年は付き合うつもりで購入しました。リアルフォースに限ったことではありませんが、たかがキーボードに1万、2万近くのお金をかけるなんて普通には出来ないことです。しかし、特にキーボードで打ち込むことが仕事の一部であるような人には、是非それなりに自分で選別してから、キーボードを使ってみて欲しいと思います。会社に持ち込めない人もいるでしょうが、自分が選んだのであればより大切にしようとも思うものです。

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