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Razer BlackWidow Ultimateレビュー

2011 年 1 月 2 日 6:55 7 コメント 22,052 views

新年1発目の記事はBlackWidowのレビューからいきましょう。基本的には現在使用している青軸のマジェスタッチとの比較が中心となります。

形状

SNC00112SNC00111

写真上部のFILCOのマジェスタッチと比較すると結構大きめで、UltimateということでUSBケーブルの他にもパススルー用のUSBケーブルと音声出力ジャック、マイク入力ジャックが付いています。途中まで1本の太いケーブルでその先で分岐する構造になっており、取り回しを考えると結構邪魔な太さです。

SNC00113SNC00118

ファンクションキーと組み合わせることでFPSモードの切り替え(Windowsキーの無効化)やマクロの記録開始/停止、LEDの輝度調整などが可能です。LEDの輝度はOffからGlow(ぼんやりと点滅するモード)まで5段階で調整することができ、OffとGlowを抜くと実質3段階の輝度調整ができます。

SNC00123SNC00124SNC00125

MXスイッチの実装をキーキャップを外して見てみました。マジェスタッチとBlackWidowでは実装方向が上下逆になっており、BlackWidowではLEDが付いている部分にマジェスタッチでは窪みがあります。スタビライザーも同じで、キー全体の差異はキートップの素材が違う程度だと考えられます。

キータッチ

マジェスタッチから交換した当初は「若干重いかな」と感じてTwitterなりで呟いていましたが、正確には重い軽いということではなく、キートップの素材の違いから生まれる差のようです。マジェスタッチの方が薄くペラペラでBlackWidowは柔らかい。その印象がそのまま打鍵感に繋がっているようで、マジェスタッチの方がより明瞭な打鍵感を得られます。それが影響してか打鍵音も響きやすく、BlackWidowの方が静かですね。それでもうるさいことには変わりありませんが、少しはマシといった程度です。

タイピングソフトとして有名なタイプウェル国語Rにて、BlackWidowに慣れてきた頃から10回以上トライアルを行い、タイムを比較してみましたが、やはり微妙な配列の違いからベストタイム(50秒程度)が3~4%増しが良いところでした。まぁ逆に考えてみるとこの短期間でそれくらいの差しか出ないのですから、アスキー配列並びにBlackWidowの配列に慣れてしまえばすぐに追いつくような気もします。

各キーボードのタイピングの様子を動画にしてアップロードしてみました。どちらもタイプウェル国語R基本常用語のトライアルを行っています。記録的には50秒程度なので決して速くも無いのですが、どのくらいの音がでるのか把握して頂ければと思います。途中で「ガコッガコッ」と鳴っているのは単語間に必要なスペースの入力音です。キー間の距離が若干違うせいか、やはりBlackWidowの方がミスが目立ちますね。

Nキーロールオーバー

結論から言うと対応しているようです。USBですので6キーまでしか同時押しできませんが、主要なキーでは問題なく同時押し出来ることを確認しました。

nkey-blackwidownkey-filco

左がBlackWidow、右がマジェスタッチになります。確認には「Keyboard Ghosting Demonstration」を使用しました。私の持っているマジェスタッチはNキーロールオーバー対応品ではありませんので当然三角押しは不可能です。

おまけ

Windows7やVistaではインストール時に指定したキーボード配列がデフォルトとなってしまい、後からBlackWidowのようなアスキー配列のキーボードを使用する場合は若干手間が必要な様です。多くの人が日本語のOSであり、日本語の106キーボードを指定しているでしょうから、キーボードに印字されている通りに文字を入力したい場合はレジストリの以下の場所を書き換える必要があります。レジストリの変更は非常に危険な作業になりますので、何らかのトラブルが発生しても自己責任ということでお願いします。

PATH:HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prt\Parameters

Layout

元に戻す場合

LayerDriver JPN kbd106.dll
OverrideKeyboardIdentifier PCAT_106KEY
OverrideKeyboardSubtype 2

このようにレジストリを編集し、再起動すれば印字通りの文字入力が可能になります。

コンフィグレータ&マクロ

bw_config

左図のように各キーはコンフィグレータから細かく割り当てを設定することが出来ます。マクロの登録や編集、最大10個のプロファイル切り替えもここから行うようです。

正直私はゲーム内でサポートされているマクロ機能以外、ハードウェアで行うマクロなどは一切使用しないので、マクロ機能に関してはあまり有用なレビューはできないのですが、コンフィグレータを使わずともマクロを記録できる「オンザフライマクロ」機能も搭載されていますし、独立したマクロキーが5つも付いていますので、そういった面でも優れているのではないでしょうか。

総括

通常版のBlackWidowが8480円、Ultimateが13800円という価格差を考えると、Ultimateはどうしても割高に感じてしまいますね。BlackWidowの8000円代という値段からすると非常にコストパフォーマンスの高いキーボードです。アスキー配列に抵抗が無いのであれば間違いなくオススメの一品。BlackWidowが発売された今、私であればメカニカルへ変更を考えている人にマジェスタッチではなくこのBlackWidowを薦めます。価格的にもコスト的にも圧倒しているのは間違いありません。

正直普通の人でRazerに拘りが無いのであればUltimateを買う必要はありません。というか辞めておいたほうが良いでしょう。機能的には何ら変わりませんし、ただ延長ケーブルが付いていて、各キーが光りつつ印字が大文字で、Ultimateという名前が付いているだけに過ぎません。しかし、「どうしてもUltimateがイイ!!」という人もいるでしょう。そんなあなたは間違いなくRazer信者です。潔くUltimateを買いましょう。

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