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仮想化が落ち着いた

2010 年 6 月 14 日 21:24 コメントを投稿する 5,491 views

PC本体の価格が安くなり、自宅サーバを持っている人も増えてきていると思います。私も少なくとも5年以上、自宅では24時間1台以上のPCが稼動し続けている状態です。最近まではサーバマシンに直接いろんなソフトをインストールして複合サーバとして運用してきましたが、マシンスペックも高い訳だし、メンテナンスコストを下げたいこともあり、サーバ機能は全て仮想化することにしました。

仕事においてはここ数年でvmwareで仮想化したデータを渡すことが増えてきています。それは、ソースコードをコンパイルする為のものだったり、仮想サーバとして試験上対抗させたい場合のダミーだったり、利用目的は幅広いです。環境を渡す・再現する場合にはファイルを渡すだけで済んでしまうので、いろんな面でコストを削減できますからね。

vmwareserver

まぁそんなわけで、仕事柄vmwareは触ることが多かったので何の抵抗もなく自宅でもvmwareでやることにしました。実際に仮想PCを構築する手順や、ネットワーク関連の構造などは調べれば詳しく書いてあるサイトが多数存在しますので、ここではあくまで、知らない人に紹介するスタンスで書きたいと思います。

vmwareといっても色々な種類があります。その中でも一般ユーザ向けで且つ無料なソフトは「 player」と「 server」です。ソフトをオフィシャルサイトから取得する際にはユーザ登録が必要ですが、この2つは料金がかかりませんので、簡単に試すことができます。もちろん機能が違いますので下記に簡単にまとめます。

  • vmware player
    仮想PCを動かす為のクライアントソフト。以前は基本的に仮想PCイメージの再生しかできなかったが、バージョンが3.0以降になってから仮想PCを作成することもできる。軽い3DゲームやWindows7のAeroなんかも動く。
  • vmware server
    名前の通りあくまでServer用途の仮想PCの構築に向いたソフト。バージョン2.0からは仮想PCへのアクセスは全てWebベースで行い、 シンクライアントのような使い方を想定している印象。

この2つのソフトの仮想PCイメージファイルには互換性がありますので、playerで作成したイメージをserverで使用する、なんて事も可能です。私の場合、vmwareで仮想化したサーバが実運用でどの程度動くのか見てみたいと言うこともあり、playerを使用して動作や負荷状況などを確認しつつ、大丈夫だという判断のもとホストのソフトをserverに切替える、という手順を踏みました。

serverで動かすようになると、ホストの電源On/Offに応じた、仮想PCのサスペンドやシャットダウン、起動、レジュームなどが可能になりますので、特に仮想マシンを意識せずとも運用できるというメリットがあります。それから、スナップショット機能が使えるようになります。これは仮想PCの状態を簡単に保存できるもので、スナップショットを撮っておけば手軽にロールバックができるようになるので非常に便利です。

結構賛否両論あるようですが、仮想PCへのアクセスがWebのみになった点は個人的に大歓迎です。特にクライアントソフトのインストールを必要としませんし、ポートさえ設定しておけばどこからでも仮想PCのデスクトップへのアクセスが可能になります。外部からの操作性も良く、Windows標準搭載の「リモートデスクトップ接続」のような操作環境をUnix系のOSでも利用できるのは結構な利点だと思います。

最後に、じゃあ実際に何に使っているの?と気になる方もいるでしょうから、うちのサーバの実装状況でも紹介しておきたいと思います。

  • PrivateServer( 10.04)
    Webサーバ(rep2用)、peercast-VP(外部へのリレーは全てこいつで)、Dice(DDNS更新デーモン)
  • ClanServer(Ubuntu 10.04)
    Webサーバ(クラン用)、Mumbleサーバ、HLDS(CSS/L4D2/Ship用)、CoDWaW DS、Dice(DDNS更新デーモン)

大体こんな感じでしょうか。Privateサーバはrep2(2chProxyブラウザ)やPeercastで毎日使っています。Clanサーバはボイスチャットはもちろんのこと、CoDWaWのDedicatedServerなんかでも十分に動作可能です(まぁこの辺が判断の目安です)。ClanServerのイメージを分けたので、マシンと回線とvmware serverさえインストールしてあればデータを渡すだけで、移動も再構築も簡単です。このくらいの作業であればだれでもできますしね。

結局のところ、仮想PCなんて明確な用途がなければなかなか使えないものなんですが、Windows以外もちょっと触ってみたいとか、本環境を構築する前にいじっておきたいとか、そういう人には結構便利です。学生なんかにもオススメですね。OSのインストールの経験が乏しい人や、今までWindowsオンリーで生きてきた人も仮想上であれば失敗しても変なファイルができてしまうだけですので、気軽に試してみると良いかと思います。playerの方では軽いゲームも動くようになりましたので、レトロゲームだけをインストールしたXPイメージなんかを構築しておくと、気軽にプレイできるような気がします。

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