Jeroblo
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「新世界より」を読破

2008 年 11 月 25 日 14:06 コメントを投稿する 1,127 views

やっとこさ、先日紹介した小説「新世界より」を上下巻とも読み終えた。長かった。あまり本を読まない私の人生では、一番の長編作品となっている。

やっぱり面白いんだよねこれ。この前の記事を書いた時、既にもう下巻を読み始めていたんだけど、あえてちょっと間を空けて読んだのでこれだけ時間が空いた。(なぜかというと小説の中でも数年経過している部分がある為、そこと揃えてリアルでも間を空けてみた)それが巧く作用したのかはわからないが、現在で出てくる過去の話が良い感じにリアルでも過去感(過去感って言葉は無いと思うけど、要するに”あー、あったあった”ってリアルに思える感じ)を醸し出していた。

ここからは興味のある人向けに軽く紹介しておこうと思う。一応これを読んでもネタバレにならないように気をつけたつもり。

まず、「新世界より」は今よりもずっと未来の話であり、その未来に生きている主人公が、現在(ここで書く現在ってのは自分から見れば未来)の世界の有様、起こった出来事、そして過去から現在までの経緯を、未来へ伝えるための手記として、主人公の視点で書かれている。この設定だけでも面白い。個人的に驚いたのは、この主人公は女性というところで、著者は男性なのに、良くここまで女性視点になりきれたものだと思う。私(男性)から見ている分には女性として全く違和感を感じなかった。
そして、主人公が生きる世界では、今と決定的な違いがある。それが呪力だ。スターウォーズのフォースや、ドラゴンボールの気のような念動力のことで、その世界の全ての人間が幼い頃から呪力と共に生活している。(イメージとしてはスターウォーズのフォースが1番近いと思う)
この呪力があるが故に起こった出来事や社会の成り立ちを大きな舞台設定として書かれているストーリーは、しっかりと細部まで設定がなされているのですんなりのめり込むことができた。

話の展開のことも書こうと思ったけれど、これ以上書くとさすがに楽しみを奪ってしまう気がしたので、これくらいにしておこうと思う。日本の話なので最初から最後まで日本の文化的な部分がよく出てくる。そういうのが苦手じゃなくて、私のブログを読んでいるくらいゲームが日常の人であれば確実に楽しめるはず。値段は4000円と小説にしては高く、ちょっと量が多いので小説慣れしていないと辛いかもしれないとだけ書いておく。

ちなみに、個人的にはこれで4000円は安かった。

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